ProcessingとDebug Mode

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今回はProcessingの簡単な紹介と、追加のDebug Modeの導入を書きたいと思います。

Processingとは

言わずと知れた、プログラミング言語を含む開発環境ですね。


Processing.org
http://processing.org/

特徴は公式の説明を引用します

Processing is an open source programming language and environment for people who want to create images, animations, and interactions. Initially developed to serve as a software sketchbook and to teach fundamentals of computer programming within a visual context, Processing also has evolved into a tool for generating finished professional work. Today, there are tens of thousands of students, artists, designers, researchers, and hobbyists who use Processing for learning, prototyping, and production.

最近では名が通るようになりましたが、「processing」という単語があまりにも一般的だったため、目的のページに辿りつけず、苦肉の策として「Proce55ing」とか「P5」なんてのを検索ワードにしていたのも今は昔。懐かしいお話です。

私がこのProcessingを利用する理由は、職業柄故なんですが、絵や音が簡単に出せたり、JAVAの知識がそのまま使えたりと良いところはそこそこあります。ですが、個人的にはこの開発環境が不便すぎて敬遠していました。
特に利用しなかった理由が、「デバッグ」がしづらい事でした。ですが、最近、Debug Mode for Processingという拡張機能が開発されており、その難点も克服されつつあるので、本稿にまとめてみます。

Debug Mode for Processing

Debug Mode for ProcessingはProcessingにデバッグモードを追加する拡張です。私が思いつく利点は以下のとおり

  • 変数を監視できる
  • 処理の流れを追跡できる
  • 気になるポイントで止めることができる

とりあえずデバッグに必要そうな機能は揃っていますので、安心です。

導入

Debug Mode for Processingは以下の公式ページからダウンロードすることがきます。


Debug Mode for Processing
http://debug.martinleopold.com/

現在、Debug Mode for Processingはバージョンv0.7.1で、対応しているprocessingは2.0b6です。私はprocessing2.0b8を利用していますが、問題なく動いていると思います。心配ならば、バージョンを揃えたほうが幸せになれるでしょう。

以下の手順でインストールを行います

  1. ダウンロードしたファイルを解凍しておきます
  2. Processingの環境設定(preference)を開き、Sketchbook locationに指定されているディレクトリ(フォルダ)を開きます(これはMac版なので、WindowsやLinuxの場合表記に著しい差異があると思います)sketchbooklocation
  3. 1.で解凍したファイルの中に「dist/DebugMode」というディレクトリがあるはずです。このディレクトリを2.で開いたsketchbook locationの中の「modes」というディレクトリの中にコピーします
  4. Processingを起動(再起動)し、画面右側にあるモード選択(標準ではJAVAになっていると思います)をクリックし、「Debug」という項目が追加されていれば成功です。
    adddebug

利用方法

Debug Mode for Processingの機能はモードが「Debug」の時のみにメニューに現れる「Debug」という項目に集約されています。また、Processingの開発環境にもアイコンが追加され、そちらからも同様に利用することができます。また、ショートカットキーも割り当てられているので、同様に利用することができます。今回は説明のために全てメニューから選んでいることを前提とします。

変数インスペクタウインド

変数インスペクタウインドウを開くことにより、変数の値を監視することができます。メニューのDebug -> Toggle Variable Inspectorをクリックすると、ウインドウを開いたり閉じたりすることができます。

ブレイクポイントの設定と実行

ブレイクポイントを設定することにより、処理の途中で止めることができます。ブレイクポイントを設定したい行の先頭のテキストエリアの左側をダブルクリックすることにより設定できます。設定すると次の図のように灰色のマークが配置されます。ブレイクポイントは複数設定することができます。selected

ブレイクポイントを設定し、実行ボタンを押すと、次の図のように現在実行している行を黄色い矢印で表してくれます。この時、Continueをすると、プログラムが再開し、次のブレイクポイントで止まります。running

ステップ実行

ステップ実行を利用することにより、どのような処理の流れになっているのかを把握したり、変数の変動を監視することができます。ステップ実行は以下のようになっています

名称 説明
Step 次の行へ移動
Step Into メソッドの中へ追跡
Step Out メソッドの外へ戻る

これらの機能を利用して、気になる位置へ移動し、流れや変数を監視することで、デバッグの効率を上げることができます。

おわりに

ProcessingとDebug Mode for Processingの簡単な紹介と導入を行いました。今回利用したProcessingはベータ版であり、今後仕様変更によりDebug Mode for Processingが利用できなくなるかもしれません。

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