ノード型プログラミング環境(?)のNodeBox3のインストールと簡単な使い方を説明します。
NodeBox3とは
NodeBox3はノード型のデザインやデータ可視化のためのプログラミング環境です。
Welcome | NodeBox
http://nodebox.net/node/
このNodeBox以下の様な3つのパッケージが存在しています
パッケージ | 説明 | プラットフォーム |
---|---|---|
NodeBox 1 | Pythonスクリプト版Processingのような環境 | Mac OS X |
NodeBox OpenGL | NodeBox1とOpenGLで高速な2Dグラフィクス | Windows ,※Mac,※Unix |
NodeBox 3 | ノード型の環境 | Windows, Mac, Unix |
※パッケージでなくスクリプトの配布
NodeBoxは当初、ProcessingのPython版のようなソフトウェアでしたが、現在のNodeBox3ではノードを接続することでプログラミングする、ノード型の環境になったようです。今回はNodeBox3を紹介します。
NodeBox3のインストール
対応したプラットフォームにあったインストーラをダウンロードします。私はMacOSXを利用しているので、WindowsやUnixはわかりませんが、インストーラをダブルクリックするだけで、インストールの手順を次々に指示されるので、そのとおりにインストールしました。起動できたら無事完了
画面説明
NodeBox3を起動すると、以下の様な画面が表示されるはずです。この画面は、大きくは3つに分かれているようです。
名称 | 説明 |
---|---|
ビューパネル | ノードのレンダリング結果を表示 |
ネットワークパネル | ノードのネットワークのエディタ |
ポートパネル | ノードのポート要素情報 |
また、アニメーションを実現するためのフレームを管理するアニメーションバー(左からフレーム番号指定、再生、頭出し)や、ネットワークパネル上部にはノード追加ボタン「+ New Node」があります。
詳しくは公式の解説をどうぞ The Graphical User Interface
簡単な操作
ネットワークパネルをみると「rect」という種類のノードが設置されています。これは矩形を描画するためのノードです。ビューパネルに矩形が描画されていますが、これはこのノードがレンダリングされているためです。現在レンダリングされているノードは、ノードの右下に白い三角形が表示されています。
rectノードをよく観ると、四角形の上に4つ突起があります。この突起にマウスカーソルを合わせると、メタデータ名と(データの種類)が表示されます。このデータの種類が一致していれば、ノードを結ぶワイヤーを張ることができます。ワイヤーを貼る場合は、ノード下部にある突起(端子)である出力から、ノード上部にある端子である入力へマウスをドラッグすることで接続できます。
ノードを追加するためには、ネットワークパネルをダブルクリックか、ノード追加ボタンを押すとノードのウインドウが表示されます。一覧から選んでも良いですし、検索しても良いでしょう。検索の方が慣れると早いです。
ちょっと以下のようにネットワークを組んで遊んでみましょう。
- Colorizeノードを作成
- Hsb Colorノードを作成:メタデータを編集 Hue:0 Saturation:255 Brightness:255
- Hsb Colorの出力とColorizeの入力:fill(color)を接続
- Rectの出力とColorizeの入力:shape(geometry)を接続
- Colorizeをダブルクリックして、レンダリング対象にする
このように、最初黒かった矩形に色を付けることができました。このように、ノードを作成・メタデータ編集・接続してプログラミングをしていくのがNodeBox3スタイルのようです。
おわりに
今回はNodeBox3の紹介・インストール・画面の説明・簡単な操作を紹介しました。今後飽きなかったら、紹介していきたいと思います。