[POV-Ray][SublimeText2]SublimeText用POV-Rayパッケージを作成しました

POV-Ray(3.6)の標準エディタは使いづらいし、MacOSXではコマンドラインしか用意されていないので、SublimeText2のパッケージを作成しました。WindowsとMacOSXのみ確認しています。Linuxでも同様のどうさをすると思います。

特徴は

  • そこそこのシンタックスハイライト
  • ほぼ全てのキーワードに対応したスニペット(ここ重要)
  • レンダリング(Windows非対応)

outline-povlime

はじめに

POV-Rayの標準環境ではコードの編集が非常にしづらく、MacOSXやLinuxではその環境も提供されていません。そこで、SublimeText2の高度な編集能力と拡張性を利用し、POV-Rayのシーンファイルを効率的に編集するために、パッケージを作成しました。以下の様な機能が含まれています。

特徴は

  • そこそこのシンタックスハイライト
  • ほぼ全てのキーワードに対応したスニペット(ここ重要)
  • レンダリング(Windows非対応)

準備

Windows

POV-Rayの公式ページで配布されている、POV-Ray3.6系のインストーラを利用してインストールしてください。現在(2013/11/13)では3.7が配布されていますが、確認はしておりません。(追加された機能がシンタックスハイライトされないだけだと思います)

MacOSX

公式ページからソースコードをダンロードし、ビルドする方法もありますが、面倒なので、MacPortsもしくは、Homebrewを利用してインストールしてください。どちらも、3.7系が表示されますが、できるだけ3.6系をインストールしてください(追加された機能がシンタックスハイライトされないだけだと思いますが)。自力でビルドされた方は、povray実行ファイルにpathを通すか、pathが通っているディレクトリにエイリアスを作成してください。

インストール

インストールは以下の3つの方法で行うことができます。手動インストールが一番確実かもしれません。

  • Package Controllerを利用する方法
  • Gitを利用する方法
  • 手動インストール

Package Controlを利用する方法

以前記事に書いたSublime Text2の導入でPackage Controlを導入していますが、導入済みであることが前提です。

リポジトリを追加する

Preference > Package Controlをクリックし「Add Repository」を選択します。SublimeText2の下部に以下のような入力欄が表示されます。

addrepository

この入力欄に以下のURLを入力してEnterしてください。

https://github.com/cho-design-lab/POV-Ray-sublime

インストールする

tools > Command Pallete...をクリックし、「Install Package」を選択します。すると「POV-Ray-sublime」という候補がでますので、選択し、Enterするとインストールが開始されます。無事完了すれば終了です。

Gitを利用する方法

Gitがインストールされていることが前提となります。

  1. ターミナル(コマンドプロンプト)でSublimeText2のPackagesディレクトリに移動する
    • Preferences > Browse Packages...で開いた場所がPackeagesディレクトリです
  2. 以下のコマンドを実行する
    • git clone https://github.com/cho-design-lab/POV-Ray-sublime "POV-Ray"

クローンが作成できれば、完了です。

手動インストール

以下のページを開き、

https://github.com/cho-design-lab/POV-Ray-sublime

cho-design-lab/POV-Ray-sublime
https://github.com/cho-design-lab/POV-Ray-sublime

  1. リポジトリの右側にあるDownload Zipからファイルをダウンロード
  2. Zipファイルを解凍
  3. ディレクトリ名をPOV-Rayへ変更する
  4. Sublime Text 2のPackageディレクトリの中に移動する (Prefarence -> Browse Packages…)

使ってみる

エディタの右下をPOV-Rayに変更するか、ファイルを.povで保存することでPOV-Rayのモードになります。このモードでは、キーワードや関数、定数、数値などが色分けされます。

povrayedit

特定のキーワードを途中まで入力し、control+spaceで入力候補が一覧で表示されます。複数ある場合は入力に便利なスニペットが表示されています。

povray-snipet

POV-Rayではキーワード毎に複雑なパラメータを指定しなければいけません。多くは一意であるため、パラメータも補助として表示されます。以下の画像のように、cameraでは複数のパタメータを入力する必要があります。このような場合、tabキーを押すことで入力するべきパラメータを次々と入力していくことができます。

レンダリング(Windows非対象)

レンダリングの設定はpovray.iniというファイルに記述します。インストールすると何処か(homebrewでは~/.povray/3.6)に配置されていますが、これを編集してしまうと色々問題がありますので、作業するディレクトリ(.povファイルと同じディレクトリ)へコピーします。

tools > buildもしくはcommand + bでレンダリングされます。様々なメッセージは下部に表示されます。

おわりに

POV-Rayを教える機会が多く、Macユーザの私は苦労していたところから、SublimeText2で編集できるようにパッケージを作成しました。スニペットが予想以上にPOV-Rayのキーワードに対するパラメータの複雑さをフォローしてくれると思います。Windowsではレンダリングはできませんが、POV-Rayを開いた状態で、SublimeText2で編集し保存すると、再読み込みを促されますので再読み込みをしてRunボタンを押せばそのままレンダリングすることができます。この辺りは慣れでなんとかなると思います。